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「RP(Rapid Prototyping)」は製品開発で用いられる試作手法であり、高速に試作することを目的としています。製品開発サイクルの短期間化に伴い、試作品の製作の期間も短縮する必要が高まり、RP活用の重要性が増しています。
私は機械技術者として25年以上働いており技術士一次試験にも合格しておりますが、「RP(Rapid Prototyping)」は、製品開発サイクルの短期間化するための重要な手法であると考えます。
そこでこの記事では、「RP(Rapid Prototyping)」の方式と製品開発に活用する場合の期待効果について解説します。
この記事を参考にして「RP(Rapid Prototyping)」が理解できれば、技術士二次試験に合格できるはずです。
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目次
1.RPの方式
RP(Rapid Prototyping)の方式を以下に3つ挙げる。
- 光造形システム
液状の光硬化性樹脂をスライス断面データに基づきに紫外線レーザ光を照射して選択的に硬化させ、積層することにより所望形状の3次元立体造形物を製作するものである。 - 溶融樹脂押し出し法(FDM法)
細いノズルよりワックスや合成樹脂を細線状にしてXYプロッタ方式で走査させながら押し出し固化させて面状に積層するものである。 - 粉末焼結法(SLS法)
原料として粉末を使用し、レーザビーム加熱により粉末粒子同士を結合させ積層造形を行う方法である。
2.RPを製品に開発に活用する場合の期待効果
RPを製品に開発に活用する場合の期待効果を以下に述べる。
- リードタイムの短縮
試作品や最終製品の製造までにかかるリードタイムを大幅に短縮できる。 - 品質の向上
複雑な形状であっても加工が可能で、軽量化を行うことも容易であり、材料費と加工費を削減することでコストを抑えることにもつながる。 - 製造のPDCAサイクルの高速化
製品・試作品を短期間で製作できることにより、実物でなければ分からない問題点をすぐに確認できるようになる。
3.まとめ
- RP(Rapid Prototyping)の方式
・光造形システム
・溶融樹脂押し出し法(FDM法)
・粉末焼結法(SLS法) - RPを製品に開発に活用する場合の期待効果
・リードタイムの短縮
・品質の向上
・製造のPDCAサイクルの高速化
以上
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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