- 合理的に生きているけどなんだか面白くない・・・
- 合理的な生き方のメリットがよく分からない?
- 合理的な生き方のデメリットを分かりやすく教えて!
損を恐れて合理的な生き方をし、その結果、退屈さを感じるケースは非常に多いです。
私はこれまで合理的な生き方を長年してきて、経済的には余裕のある生活ができましたが、一方で退屈さを感じることが多くありました。
そこでこの記事では、合理的な生き方に「限界」がある理由について解説します。
この記事を参考に「合理的な生き方」に限界があることを理解できれば、感性と合理性のバランスがとれた人生を送れるはずです。
<<「合理的な生き方」に限界がある理由を今すぐ見たい方はこちら
1.思考を優先する生き方は退屈である

私は以前から思考することを大切にして生きてきた。その理由はよく考えて行動すれば豊かな生活を送ることができると信じているからである。私が捉える思考とは合理的、効率的な行動を心掛け、無駄を排除するというものだ。確かにこれを実践すれば経済的にある程度、余裕のある生活が送れることは経験できた。しかし、このような生活を20年以上も続けていると何かワクワクするような経験をしたい衝動にかられてきたのである。「ワクワク」する行動とは合理的な行動とは正反対である。なぜ、このような衝動に駆られるようになったのか原因を知りたくなり、ここでは合理的に生きることの限界について考えてみたい。
2.脳を使うことが目的になっていないか?

合理的な行動をする場合、必ず脳を使っているはずである。脳とは色々なことを創造してくれる便利な道具である。現代のテクノジー社会はまさにその象徴と言える。しかし、最近は脳の中でサイクルが完結してしまっているように感じる。具体例で示そう。毎日、お金を稼ぐために会社員として働いているとする。お金、会社、就労時間と全ては脳が創造したもので便利な道具または規則である。これは脳の中で生活サイクルが完結していると言っていいのではないか?しかし、ここである疑問がわかないだろうか?道具や規則は手段であって目的ではないはずである。脳自体も人間からすると器官の一部でありそれ自身が目的ではないはずである。なのにあたかも脳を使うこと自体を目的として生きているのである。これではこのサイクルを続けてもワクワク感が得られないのは当然である。ではワクワクはどこから生まれるのだろうか?

あなたの生きる目的は脳を使うことですか?それとも・・・
3.「ワクワク」はどこから生まれるのか?

「ワクワク」が生まれる場所は心すなわち魂であると思う。では魂とは体のどこに宿るのだろうか?ここで、ユング派分析心理学者であるジェイムズ・ヒルマンによる著書『世界に宿る魂: 思考する心臓』では、「心臓」を心や意識や思考が定位する場と捉えている。(別記事「【社会人向け】「ワクワク」はどこから生まれるのか?」参照)私もこの考えに同じで、「魂は心臓に宿る」のではないかと思うのである。その証拠に「ワクワク」するという言葉を浮かべると胸のあたりから生み出される感覚がないだろうか?決して頭から生み出されているいるようには思わない。要するに脳では創造できない感覚なのである。様々な便利な道具や恐怖や怒りの感情さえも創造できる脳は「ワクワク」を創造できないのである。なぜであろうか?私は「ワクワク」感とは生まれつき人間が持っている感覚ではないかと思うのである。しかも五感とは別の感覚である。こう言われると「ワクワク」という感覚は脳で創ることができない貴重なものと感じられないだろうか?
4.脳が主役になっていないか?

私は「脳」という非常に便利な道具を使う目的は「ワクワク」することを行うためだと考える。具体的に言えば、「ワクワク」することをするためにお金が必要だとする。そのお金を稼ぐために脳を使うのである。言い換えればお金も脳も道具なのであり目的にはなり得ないのである。想像して欲しい。「将来の生活が不安だからお金を稼ぐ」と「将来ワクワクするためにお金を稼ぐ」を比較してみる。前者、不安という脳が創造した感情を打ち消すためにお金という脳が創り出した道具を手に入れる。自分が豊かになるために脳に働いてもらいたいのがいつしか脳が自分を働かせている、すなわち脳が自分の主役なのである。一方、後者は自分の「ワクワク」という感情のために脳に働いてもらうことになり自分の感情が主役なのである。
5.「思考」と「ワクワク」のバランスをとろう

私は思考することを否定するつもりはない。現代社会において人々が豊かな暮らしができるのは、これまで人間の思考が生み出した沢山の便利な道具や仕組みのお陰であるからである。ただし、最近の社会ではあまりにも思考が活発になり過ぎ、本来の目的であるワクワクの感情が無視されているような気がする。もし、日常生活にワクワク感を少しでも取り入れたらこれまでにない充実感が味わえるかもしれない。
6.まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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