【技術士二次試験:機械設計】上流設計において配慮すべきこととは?

  • 「上流設計」の進め方に不安があるけど・・・
  • 「上流設計」において配慮することが分からない?
  • 「上流設計」において配慮すべきことを教えて!

 製品開発に要する発生コストは上流の構想・設計段階では関与する関係者が少なく比較的小さいが、製造・試験段階では多くの人々が関与するため、その発生コストは相対的に大きくなり、また開発中の製品に変更を加える場合、製造プロセスが進行する程大きくなりその費用は拡大します。

 私は機械技術者として25年以上働いており技術士一次試験にも合格しておりますが、上流設計の重要さについて実感しております。 

 そこでこの記事では、「上流設計」において配慮すべきことについて述べます。

 この記事を参考にして「上流設計」において配慮すべきことが理解できれば、技術士二次試験に合格できるはずです。

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目次

1.上流設計の重要性

 製品開発に要する発生コストを製造プロセスで見ると、上流の構想・設計段階では関与する関係者が少なく比較的小さいが、製造・試験段階では多くの人々が関与するため、その発生コストは相対的に大きくなる。また、開発中の製品に変更を加える場合には、製造プロセスが進行するほど大きくなり、その費用は累積的に拡大する。また、後戻り作業が影響するプロセスの範囲も広くなり、スケジュールに及ぼす影響も甚大となる。よって、上流設計段階で可能なかぎり種々の側面からの検討を行うことが重要である。

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上流設計段階でしっかり検討することが重要!!

2.上流設計において配慮すべき事項とその留意点

ノートパソコンの画面

上流設計において配慮すべき事項を次に挙げる。

  • ①製品の開発に要するコスト
     製品の開発に要するコストや、製品ライフサイクル全体で必要となるコストは、上流の設計段階で多くの部分が決まってしまう。このため、製品の機能、性能の実現方法の決定に際しては、下流工程の購入材料、加工方法、組立て方法、及び試験を行うための手続きや手法、装置等へ留意しなければならない。
  • ②下流工程のスケジュールや品質
     下流工程でのスケジュール問題や品質問題は、上流設計に起因して引き起こされる可能性が大きい。このため、下流工程の製品の試験や出荷後の保守・サービスについて効率的な作業の工夫ができるかを留意しなければならない。
  • ③製品の廃棄
     製品の廃棄について、上流設計の内容に依存する傾向が強い。このため、製品として再利用するか、どの部品を再利用するか、燃やして熱として回収するか等について留意しなければならない。リサイクル設計                                                                                                                                                                                            

3.まとめ

【上流設計において配慮すべき事項とその留意点】
  • ①製品の開発に要するコスト
     下流工程の購入材料、加工方法、組立て方法、及び試験を行うための手続きや手法、装置等へ留意しなければならない。
  • ②下流工程のスケジュールや品質
     下流工程の製品の試験や出荷後の保守・サービスについて効率的な作業の工夫ができるかを留意しなければならない。
  • ③製品の廃棄
     製品として再利用するか、どの部品を再利用するか、燃やして熱として回収するか等について留意しなければならない。  

以上

最後まで読んで頂きありがとうございます。
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