【技術士二次試験：機械設計】除去加工する施工機械の加工方法とは？

2023年3月29日2025年3月3日

　除去加工は、金属材料の不要な部分を除去して目的の形に加工する方法であり、切削加工・研削加工・研磨加工・特殊加工に分類されます。

　私は今では機械技術者として25年以上働き技術士一次試験にも合格しておりますが、その目的に適した除去加工を選択することは大切であると考えます。

　そこでこの記事では、「除去加工」で使用される施工機械の加工方法と特徴を解説します。

　この記事を参考にして「除去加工」で使用される施工機械の加工方法と特徴が理解できれば、技術士二次試験に合格できるはずです。

1.除去加工で使用される機械

　除去加工で使用される機械を下記に挙げる。

除去加工で使用される①～③の施工機械について、以下に施工方法及び特徴を述べる。

①旋盤（切削加工）
　1つまたは複数の刃物を持つ工具によって、被削材を削り取るものである。刃物としての切削工具は被削材に食い込んで切り取っていくため、研削加工よりも大きく削り取ることができる。寸法精度は研削加工より劣る。
②研削盤（研削加工）
　研削砥石の砥粒によって被削材の表面を削り取っていく加工方法である。寸法精度が高く、なめらかな表面仕上げを行えるという特徴を持っている。ただし一度に削り取る量は小さい。
③レーザー切断機（特殊加工）
　レーザのエネルギーを利用して切断、穴あけなどをする。刃物に粉塵などが付着することが少なく、バリやカエリが発生するのを抑えられるので切断面が綺麗に仕上がる。なお、工作物を融解しながら加工をするため、加工全体の時間がかかる。