- 「DRBFM(故障モードを基にした設計審査)」の理解に不安があるけど・・・
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- 「DRBFM(故障モードを基にした設計審査)」を分かりやすく教えて!
「DRBFM(故障モードを基にした設計審査: Design Review Based on Failure Mode)」はトヨタ自動車が開発したツールで、すでに成功していることが証明されている既存のエンジニアリング設計に変更を加えると設計の問題が発生するという哲学に基づいて開発されたものです。
私は機械技術者として25年以上働いており技術士一次試験にも合格しておりますが、「DRBFM」はの哲学に関心があります。
そこでこの記事では、機械設計の初心者でも分かりやすいよう「DRBFM」の期待効果を解説します。
この記事を読めば「DRBFM」のポイントが理解でき、設計業務に活かすことができます。
目次
1.DRBFMの概要

「DRBFM(Design Review Based on Failure Mode:故障モードを基にした設計審査)」はトヨタ自動車が開発したツールで、すでに成功していることが証明されている既存のエンジニアリング設計に変更を加えると設計の問題が発生するという哲学に基づいて開発されたものです。
2.DRBFMの実施手順における重要事項

DRBFMの実施手順において、重要な点を以下に3つ挙げる。
- 良い設計(Good Design)
変更を成功させるための1つの鍵は、変更を可視化することである。 - 良いディスカッション(Good Discussion)
議論では、設計に対する提案された変更に集中する必要がある。 - 良い観察(Good Dissection)
検証テストの結果を調べて、すべての製品の弱点を明らかにすることである。

3.製品開発に活用するときの期待効果

製品開発に活用するときの期待効果を以下に挙げる。
- 不具合の抑制
「DRBFM」を実施することで、現行品からの変化点によって生じる不具合を最小限に抑える効果が期待できる。 - 技術者の成長
「DRBFM」シートの作成やシートを用いた設計審査を通して、技術者の成長が期待できる。
以上
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