【技術士二次試験:機械設計】リスク低減に対する手順とは?

  • 機械設計を始めたばかりでリスク低減に対する手順に不安があるけど・・・
  • リスク低減に対する手順がよく分からない?
  • リスク低減に対する手順を分かりやすく教えて!

 ISO 12100(JIS B 9700)は機械安全設計のためのリスクアセスメント及びリスク低減について述べられていますが、リスク低減に対する3ステップメソッドの手順を理解していないケースは非常に多いです。

 私は機械技術者として25年以上働いており技術士一次試験にも合格しておりますが、最初は3ステップメソッドの手順を理解していないため、設計に活かすことができなかった苦い経験があります。 

 そこでこの記事では、設計の初心者でも分かりやすいよう「リスク低減に対する3ステップメソッドの手順」を解説します。

 この記事を読めば「リスク低減に対する3ステップメソッドの手順」を理解し、設計業務に活かすことができます。

目次

1.ステップ1:本質的安全設計方策

パソコンを持った作業服のビジネスウーマン

 機械自体及び/又は機械と暴露される人との間の相互作用に関する設計特性を適切に選択することで危険源を除去するか又はリスクを低減する。
 この段階が危険源を除去できる唯一の機会である。これによって、安全防護又は付加保護方策のような追加の保護方策の必要性をなくすことができる。

2.ステップ2: 安全防護及び/又は付加保護方策

工事現場のフェンス

 危険減を除去又はリスクを十分に低減することが本質的安全設計方策で実施できない場合、意図する使用及び合理的に予見可能な誤使用を考慮して適切に選択した安全防護及び付加保護方策を講じることで、リスクを低減する。

3.ステップ3:使用上の情報

注意のお知らせが届くイメージ

 本質的安全設計方策、 安全防護及び付加保護方策の採用にも関わらず、リスクを十分に低減できない場合、使用上の情報で残留リスクが認識されなければならない。使用上の情報には次を含まなければならないが、これに限定しない。

  • 使用する人又は危険源に暴露されるその他の人の予想される能力に応じた機械類の操作手順
  • 推奨される安全作業要領及び訓練の要求事項
  • 残留リスクに関する警告を含む、機械類の寿命の様々な局面に対する十分な情報
  • その必要性及びその使用に必要な訓練要求事項を含む、推奨される個人用保護具の詳細

 本質的安全設計方策、安全防護又は付加保護方策を適切に適用するところを、使用上の情報で代替してはならない。 

以上

最後まで読んで頂きありがとうございます。
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