- 「すべり軸受」の特徴を理解しているか不安・・・
- 「すべり軸受」の使用上の留意点がよく分からない?
- 「すべり軸受」の特徴と使用上の留意点を分かりやすく教えて!
「すべり軸受」は軸と軸受の面が直接接触する仕組みを持っており、軸の動きは面で支えられています。
私は機械技術者として25年以上働いており技術士一次試験にも合格しておりますが、「すべり軸受」を理解していることは、設計をする上で重要であると考えます。
そこでこの記事では、「すべり軸受」を「転がり軸受」と対比し特徴と使用上の留意点について述べます。
この記事を参考にして「すべり軸受」の特徴と使用上の留意点が理解できれば、技術士二次試験に合格できるはずです。
目次
1.すべり軸受の特徴
すべり軸受は、軸と軸受の面が直接接触する仕組みを持っており、軸の動きは面で支えられる。そして以下のメリットを持っている。
すべり軸受 | 転がり軸受 | |
---|---|---|
① | 耐衝撃性に優れる | 高速回転で使用できる |
② | 寿命が長い | 起動時および運転中の摩擦係数が小さい |
③ | 騒音・振動が小さい | 高精度のため軸振れが少ない |
④ | 軸受サイズに対する許容荷重が大きい | 規格化さているため入手性に優れる |
⑤ | 異物に対して強い | コストが比較的安い |
上記より耐衝撃性に優れ、寿命が長く、騒音・振動が小さいことが挙げられる。
2.使用上の留意点
すべり軸受の使用上の留意点(デメリット)を転がり軸受けと比較する。
すべり軸受 | 転がり軸受 | |
---|---|---|
① | 安定して潤滑する必要がある | 耐衝撃性に劣る |
② | 高速回転の使用に向かない | 寿命が短い |
③ | 起動時・運転中の摩擦係数が大きい | 騒音・振動が大きい |
④ | 振れ精度が劣る | 軸受サイズの割に許容荷重が小さい |
⑤ | 規格化されていないため入手性に劣る | 異物の侵入に弱い |
上記より、すべり軸受の使用上の留意点(デメリットに対する注意点)は、安定して潤滑でき、高速回転の使用を避け、起動時・運転中のトルクが低い場合に適用する必要がある。
以上
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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皆様のキャリアアップを応援しています!!
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