- 「3DーCAD」の理解に不安があるけど・・・
- 「3DーCAD」の内容がよく分からない?
- 「3DーCAD」の内容を分かりやすく教えて!
「3DーCAD(3 Dimensional Computer Aided Design)」で作成されたデータは誰でも簡単に形状を認識することができ、部品データに属性情報を与える可能であり、体積・質量・重心などを計算できることから、設計精度の向上につながりますが、特徴を理解できていないケースは多いです。
私は機械技術者として25年以上働いており技術士一次試験にも合格しておりますが、「3DーCAD」の活用は設計業務を効率的に進めるために必要であると考えます。
そこでこの記事では、「3DーCAD」の特徴と問題点について解説します。
この記事を参考にして「3DーCAD」の特徴が理解できれば、技術士二次試験に合格できるはずです。
目次
1. 3DーCADの特徴

3D-CADの特徴を2D-CADと比較して以下に挙げる。
- ①視点の違い
2DーCADは、三角法で描かれた図面から物の形を想像する。三角法の理解が必要である。
3D-CADは、立体を構成するため、物の形を視覚的に認識するのが容易である。また、情報共有が容易である。 - ②機能面の違い
2D-CADは、図面を作成するのが主な用途である。
3D-CADは、立体的なモデルのデータを作成する。このため、体積・表面積・質量・重心などの幾何情報の算出が可能である。また、部品同士の干渉の有無について設計検証が可能である。 - ③図面管理の違い
2D-CADの場合は視点ごとにファイルを作成するため、ファイル数が増え、工数も増加する。
3D-CADの場合には、立体的なモデルを作成後、必要な視点の図面を2次元に切り出し使用する。そのため、管理するファイル数や工数の削減が可能である。
2. 3-CADの導入における課題
3D-CADの導入における課題を以下に挙げる。
- ①データ容量の増加
立体の情報および重量や部材などの属性情報を含んでいるため、2次元CADよりも大きくなり、3D-CADを利用するPC(パーソナルコンピュータ)に求められる性能も高くなる。 - ②操作方法の変更
3D設計は2D設計と設計手法や操作が大きく異なる。よって2D-CADに慣れた作図者の場合は、一時的に工数が増えてしまうケースが多くなる。
3.まとめ
- 2D-CADと3D-CADの違い
・視点の違い
・機能面の違い
・図面管理の違い - 3D-CADの導入における課題
・3D-CADを利用するPC(パーソナルコンピュータ)に求められる性能も高くなる。
・2D-CADに慣れた作図者の場合は、一時的に工数が増えてしまう
以上
最後まで読んで頂きありがとうございます。
皆様のキャリアアップを応援しています!!
コメント